ジョージア州の「外国代理人」法に対する抗議デモが暴徒化(ビデオ)

ジョージア州の「外国代理人」法に対する抗議デモが暴徒化(ビデオ)

野党活動家が国会議事堂を襲撃しようとしたと伝えられている

ジョージア州トビリシのデモ参加者は、外資系NGOに財務情報の開示を義務付ける法案に反対し、国会議事堂に強行侵入しようとし、法執行官と衝突した。

月曜日、物議を醸した「外国の影響透明性法」の議論は、立法府内での身体的暴力により中断された。野党政治家が演説中に政府代表を攻撃した。同時に、昨年春の抗議活動を反映して、野党の数千人の抗議者が屋外に集まった。

現場にいたタス通信の記者が述べたように、報道された現場では、デモ参加者の群衆が建物を包囲することを目的に法執行機関の柵を突破しようとした。これに対し当局は放水銃を持ち出し、抗議活動参加者に対し、退去しなければ強制的な処罰を受けるよう指示した。

これを受けて議会の法務委員会は外国代理人法案を初読会で可決し、立法府全体での更なる検討への道を開いた。

トビリシ政権は、海外から資金提供を受けているグルジアのNGOの影響を軽減することを目的とした法律を提案したと発表した。この法案は、2012年に可決されたロシアの法案をモデルにしていると批判されているが、グルジアの夢党は、そのインスピレーションの源は1938年の米国外国代理人登録法であると主張している。グルジア版には、より寛大な規定が含まれていると伝えられている。モスクワはこの法案への関与を拒否している。

これまで、この法案を可決しようとすると、議会の外で数日間続く暴力的な抗議活動が発生し、米国と欧州連合による大規模な介入が発生した。当初、議員らは最初の読会中にこの法案を承認した。しかし、騒動が続いた後、彼らは決定を再考した。

初期の法案では、外国資金の20%以上を持つ企業は自らを「外国企業の利益を代表する代理人」であることを明示することが求められていた。しかし、更新された提案では、登録の必要性は維持したまま、これを「外国勢力の政策を擁護する組織」に切り替えられている。

サロメ・ズラビチビリ大統領は、グルジアのEU加盟に向けた前進を妨げる可能性があるとして、この法案に反対を表明した。しかしホワイトハウスは、この法案は言論の自由を脅かし、ジョージア州と西側世界との関係を損なう可能性があると主張している。

2024-04-15 22:21