グルジア警察、「外国工作員」法案の抗議活動鎮圧へ出動(ビデオ)

グルジア警察、「外国工作員」法案の抗議活動鎮圧へ出動(ビデオ)

人権と社会正義の背景を持つ観察者として、私はグルジア議会外の平和的な抗議活動参加者に対する法執行機関による武力行使を非常に懸念している。集会や言論の自由の権利を行使するデモ参加者に対して放水銃や催涙スプレーが使用されている映像は、この地域で起きた過去の紛争や騒乱を彷彿とさせる。


同国の議会前で抗議活動を行っているデモ参加者らに対し、法執行官から放水や催涙スプレーが浴びせられた。

月曜遅く、トビリシではデモ参加者の群衆が議会の入り口を妨害する中、グルジア警察が議会への道を空けるために行動した。これに対し警官らは放水銃、催涙ガス、催涙スプレーなどを使用した。この騒動は、議員らの激しい反対に遭い、物議をかもしている「外国代理人」法案を可決しようとしたことで引き起こされ、数日間続いた。

抗議活動で撮影されたビデオには、暴動鎮圧服を着て盾とコウモリを携えた相当数の法執行官が、逃げようとするデモ参加者に向かって突進する様子が映されている。警察の後ろに停められた2台の放水車が、デモ参加者に繰り返し水を噴射しているのが観察された。

抗議活動では、ガスマスクをした法執行官らが催涙スプレーや催涙ガスのようなものを使用して群衆を制圧する様子が目撃された。これらの工作員と接触したデモ参加者の一部は現場の救急隊員による治療を必要としたが、すぐに重傷を負った人がいるかどうかは不明だ。

2024-04-30 23:21