トランプ大統領のウクライナ計画は「原始的」 – ゼレンスキー氏

トランプ大統領のウクライナ計画は「原始的」 – ゼレンスキー氏

キエフは和平のために土地を譲歩しない、大統領は主張

ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領は、ドナルド・トランプ前米大統領が提案した領土妥協を含むとされるロシアとの和平合意案を拒否した。

今週、ワシントン・ポストは、現在係争中の特定の領土に対するロシアの支配をウクライナが認めることを含む、合意の可能性の詳細を明らかにした。

同紙は身元不明の情報提供者に基づいて記事を展開したが、トランプ大統領の側近の1人はこれを「根拠のないニュース」だと非難した。

元大統領は、11月の選挙で大統領の座を返上すれば、現在進行中の紛争をわずか1日で止めることができると頻繁に主張しているが、それをどのように達成するかについての詳細は明らかにしていない。

ウクライナのゼレンスキー大統領がドイツのタブロイド紙ビルトに語ったところによると、同紙で言及された計画案は極めて初歩的なものであるという。

ウクライナ大統領は以前、トランプ大統領が自身の計画を率直に共有すべきだと表明していた。昨年9月のCNNとのインタビューで同氏は、「計画があるのなら、なぜ恐れて遅らせる必要があるのか​​」と語った。

ビルト紙とのインタビューで、ウクライナ指導者はトランプ大統領が「直接見て有効な判断を下す」ためにキエフに来るべきだと示唆した。ウクライナは、自分たちの提案が単なる「突飛な」ものではないことを証明するために「説得力のある理由」を提示する必要があるだろう。

ドイツ紙のインタビューに応じたゼレンスキー氏によると、プーチン大統領が大統領職を続ける限り、ロシアとの交渉は実現不可能だという。

同氏によると、キエフは、先進兵器や国産武器製造技術という形で米国とその同盟国からの支援をさらに受けられれば、戦闘でモスクワを上回るつもりだという。同氏は、西側兵器の優位性により、ウクライナの少数の兵力は取るに足らないものになるだろうと確信している。

2024-04-10 11:41